【ビザ申請、選ぶならどっち?】IELTSとPTEの違いについて
オーストラリアでビザ申請を行う際に、英語力の証明を求められることは多いです。そこでよく利用されているのが"IELTS"
と"PTE"
です。IELTSは聞いたことがあるけど、PTEって何?と思う人もいるかもしれません。または、どちらのテストで必要なスコアを目指そうか考えている人もいるでしょう。
本記事では、それぞれのテストの概要、違い、テスト対策について詳しく解説します。
IELTSとPTEの違いとは?
IELTSもPTEもスピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの英語力を評価するテストです。両方ともオーストラリアでビザや学校申請をする際に、英語力の証明をするための書類で利用することができます。

(2025年現在)
IELTSの試験内容
IELTSの試験内容は大きく分けて4つのパートに分かれています。
Part 1:ライティング (60分)
ライティングでは、自分の意見を英語で論理的に書く力が求められます。2つの課題(タスク)があり、表やグラフを読み解いたり、社会的トピックについて自分の意見や主張を述べたりします。構成力、語彙力、文法の正確さが評価されます。
Part 2:リーディング (60分)
リーディングでは、学術的な内容の長文を読んだり、そこから情報を正確に読み取る力が試されます。文章は3つあり、それぞれに複数お設問があります。問題の形式は、選択式や記述式、文章の要約、情報のマッチングなど多様です。
Part 3:リスニング (30分)
リスニングでは、英語の音声を聞き取り、その内容を理解する力が問われます。4つの異なる場面の音声が流れ、それぞれに対して設問が出されます。音声は一回しか流れないため、集中力と早い理解力が求められます。
Part 4:スピーキング (11 - 15分)
スピーキングでは、試験管と1対1で会話を行い、自分の考えや情報を英語で話す力が評価されます。流暢さや発音、語彙、論理的な説明力がポイントになります。
PTEの試験内容
IELTSの試験内容は大きく分けて3つのパートに分かれています。
Part 1:スピーキング・ライティング (90分)
PTEでは朗読や要約などで自分の意見や考えを問われる場面が少ないです。しかし、図表の要約やショートレスポンスは自分で答えを瞬時に考え発言しないといけないため、注意が必要です。また、ライティングでは20分という短い時間でエッセイを書かなければなりません。一見大変そうですが、テンプレート対策をしていればクリアできます。つまり、しっかり試験対策を行えば点数は確実に取れます。
Part 2:リーディング (40分)
リーディングについてはテンプレートはなく、一般的にIELTSと同じくらい難しいです。問題の形式は穴埋めや選択問題、段落の並べ替えなどがあります。この試験はパソコンで行われるため、試験を受ける前にタイピングなどの練習を行うことをお勧めします。
Part 3:リスニング (60分)
IELTSと違い、リスニングにも要約する問題があります。その場合はその文章をタイプしなければなりません。また聞き取り(ディクテーション)があるのもIELTSの問題形式と違うところです。例えば、読まれる文章が画面に表示されるが空欄があり、聞こえたとおりに空欄をタイピングで埋めるなどの問題があります。
どのような人がIELTS・PTEに向いているのか?
どちらも英語力を測るための試験ですが、試験形式や評価方法に違いがあります。そのため、どちらの試験が向いているかは、受験者の性格やスキル、得意・不得意に応じて異なります。
IELTSに向いている人
対面での面接形式のスピーキングが得意な方
IELTSのスピーキングテストでは、実際の試験管との対面での会話形式になります。会話のキャッチボールや表情、間の取り方が得意な人に向いています。
手書きや紙のテストに慣れている方
IELTSではペーパー試験とコンピューター試験の両方があり、ペーパー版は手書きです。手書きに慣れていて、読み書きに集中力がある人におすすめです。
時間管理が得意な方
特にリーディングセクションでは時間がタイトです。早く読んで要点をつかむスキルが必要です。
試験対策がしやすい
IELTSは他の試験と比べて歴史が長く、対策本が多く出版されているのが特徴です。日本語での対策本も多いため、初心者でも勉強しやすいです。
PTEに向いている人
コンピューターの操作が得意な人
PTEは完全にコンピューターベースの試験です。タイピングやマウスの操作に慣れていると有利です。
人前で話すのが苦手な人
PTEでは試験管との対話ではなく、マイクに向かって話します。人前で話すのが苦手な人には向いていることも。
マルチタスクが得意な方
一部のセクションでは「聞きながら書く」「読んで話す」など、複数のスキルを同時に使う必要があります。
短時間で結果が知りたい人
PTEはコンピューターによって採点されるため、最短で3時間ほどで結果を知ることができます。また、試験時間も短い上に試験開催日も多いため、時間を節約しやすいです。
まとめ
オーストラリア留学において英語力能力試験は欠かせないものです。
スコアはビザや目的によって異なりますが、早めの準備と計画が成功の鍵です。
語学学校から始める柔軟なルートを活用すれば、誰でも挑戦することができます。
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